慌ただしく日々が過ぎる中であっという間に年が明け2023年になりました。
忙しさにかまけブログも更新しなくなって随分になります。
『シン・ウルトラマン』をはじめ昨年の色々なエンタメを観ましたが、ことごとく何も書かず過ぎた日々。
大体そういった感想はTwitterやインスタグラムに書いて投稿しているので、わざわざブログに書く必要を感じなくなったのが大きいのかもしれません。
文字数制限がない分ブログの方が自由なはずなんですけどね・・・・・・
他にもありがたいことに昨年辺りから月の前半は忙しく、後半は多少ゆっくりできるという日々を送っています。
自由にできる時間は減った分、少しずつ分かってきたこともありますね。
もう少し若い頃にこういう生活が始まっていたら体力もあったんでしょうが、始まった時が必要なタイミング。
2023年も少しでも前に進めたらと思います。
メイドカフェには相変わらず通っています。
以前より回数は減ったけど、それは興味がなくなったとかではないです。
以前は「メイドを何が何でも自分が応援しなきゃ」みたいな使命感にも似た気持ちがあり、それがオタ活の原動力になっていました。
そんな中で訪れた推しの卒業。
寂しさに包まれた心も、時が過ぎる中で少しずつ整ってきました。
「今日は行ってみようかな」と思った時に最近は行くようにしています。
思い返すと、メイドカフェに行くようになった初期の頃もこうした気持ちでした。
何があるのか行ってみるまで予想できないワクワク感。
メイドカフェへの気持ちがなくなってしまったわけじゃなくて、これが今の自分が無理なく余裕を持って楽しむことのできる良い距離感なのかなと思います。
ひょっとしたら私は恐れているのかもしれません。
もしも次に『推し』ができてしまったら、また別れの時に辛い思いをしなければならない。
自分のことだからはっきりわかりますが、そういう気持ちは確かにあります。
一方で推しの卒業を経験して、以前よりも素直にメイドの卒業を受け入れられるようになりました。
みんなそれぞれに大切な夢があって、目標があって、そして卒業していく。
メイドカフェは、別れが決まっている子たちと一時の想い出を作る場所。
卒業を前向きに見送るために過ごす場所。
少なくとも今はそう思います。
福岡市のメイドカフェ『めるドナ』から一人のメイドが卒業します。
彼女と過ごした日々は、ちょうど自分の気持がこのように少しずつ変わっていく時期と重なっていました。
はじめてメイドとして店に立ってから実際に会いにいくまで、やや時間がかかったと記憶しています。
もっと早く会いに行けばよかったとも思いますが、その間に仕事に慣れてきたのか最初から明るく人見知りをしない方という印象がしました。
セーラームーンが好きという彼女。
かって在籍していたメイドの中にもセーラームーンが好きな方がいて、もしもその方がいたらきっと話が合ったんだろうなと思いました。
彼女がSNSにアップするメイド仲間との様子を見るのも楽しみでした。
メイドになって楽しい想い出を作ってくれるのが嬉しかったですね。
この時代にこの店を選んでここにいる。
それは何かが少しでも違っていたら起こらなかったことです。
私は店の人間でも彼女の保護者でもありませんが、ここで仲のいい友人ができたことを本当にいいことだと思いました。
この店に来るとどうしても推しの想い出を語ってしまいます。
彼女にも話したことがあって、知らない人の話であるにも関わらず真剣に聞いてくれたことが嬉しかったですね。
2022年11月
推しの誕生日に近い日に福岡タワーをピンクにライトアップしてもらいました。
もう会うことはできませんが、SNSにアップしていたらいつか推しが目にすることがあるかもしれない。
今でも応援しているという気持ちがそれで伝わったらいい。そうした思いがありました。
もうメイドではない人にここまでやって「やりすぎ」と周囲から思われるのではないか。そんな不安もありました。
しかし今回卒業する彼女がそれを肯定してくれて、そのことがとても嬉しかったですね。背中を押してもらえたようで安心しました。
彼女には本当に感謝しています。
「やってみたいと思い飛び込みました」
メイドになった理由を聞くとそのように答えてくれました。
自分の気持をわかっていてもそれを実行できる人間ばかりではないでしょう。
特に私は怖気づいてしまう性格なので、彼女のポジティブさを凄いと思います。
そんな彼女だからこそ、卒業の前向きな理由を聞いた時に素直に応援したいと思いました。以前の私ならきっと口では「応援する」といっても心では「残ってくれ」と思ったでしょう。
もちろん寂しさはあります。
それでも今は本当に進んだ先で頑張って欲しい、前進していって欲しいという気持ちの方が大きいです。
推しとの別れがあったから卒業を応援できるようになった。
今回卒業する彼女との別れは、推しが自分に残してくれた大切なものに気づかせてくれました。
この店で本当に頑張ってきた推しのあの子なら、きっと寂しくても後輩の卒業と幸せな未来を祈ったでしょう。
この場所がとても好きな子だったから。
だから自分もそうしたいです。
卒業した後も彼女の人生にはきっと色々なことがあるでしょう。
ですが願わくばメイドに挑戦しようと思い、周囲の人たちと親交を結んでいったその気持を忘れないで欲しいですね。
彼女がこれから挑戦していくことが、天を駆ける音のように誰かの心を元気にしていくことを願います。
できると信じています。めるドナで優しい気持ちを私にくれたのですから。
めるドナでのお給仕お疲れさまでした。笑顔で次の世界に行ってらっしゃいませ。