こんにちは。管理人の侑芽です。
ワードプレスでブログをはじめて一年が経過しました。その丁度一年目に、はてなブログに移行しました。
理由はいくつかあるんですが、もうちょっと「書く」ということに集中できるサービスを使いたいと思ったことが大きいです。
しかし移行したものの、ワードプレスと勝手の違う環境にカスタマイズをやっては挫折の繰り返しで全然記事を書かず‥‥‥
などと言いながら、ようやくある程度自分の考える形にブログが整ってきたかと思えるようになりました。
これまでとにかく「がっつりと気合入れて書く」をモットーにしてきましたが、2021年は少しだけ力を緩めて「書きたいことを楽しく書く」の精神でやりたいと思います。
さて、どうでもいい前置きはこれくらいで。
理由は不明ながら「ドラえもんズ」が、Twitterのトレンドに挙がっているのを発見。
ドラえもんズ‥‥‥ ドラえもんズか。好きだったんですよ、ドラえもんズ。
調べてたら、ドラえもんズが最初に映像に登場したのは1995年3月4日公開の映画「2112年 ドラえもん誕生」でしたね。
ドラえもんの劇場版「のび太の創世日記」と同時上映された作品でした。
この映画では各メンバーは顔見世程度で、そんなに出番は多くなかったんですがやっぱり映像で動いてるドラえもんズを見た時は興奮しましたよ。
実はドラえもんズを知ったきっかけがなんだったのかは記憶が曖昧です。
当時、自分は小学校一年生。コロコロコミックを買っていたので、多分そこで情報を得たんだと思います。衝撃的でしたよ。何がって‥‥‥
「ドラえもんがたくさんいる!」
本当にこれに尽きるんですよ。
だってそれまで一ミリも考えたことなかったんですよ。ドラえもんと同じ形のキャラクターが他にもいるなんて。
しかもそれが六人もいて、それぞれが違う国の個性を持っている。それにとてもワクワクしたのを覚えてます。
自分が幼少期を過ごしたのは1990年代前半。もうこの時期はドラえもんはパーマネントキャラクターとして不動の人気を誇っていました。
自分も第一話を見た訳じゃないのに、まるでずっと昔から見ていたかのようにドラえもんを楽しんでました。
それだけ自然に自分の生活の一部になっていたから、ドラえもんが一人しかいないって未来永劫変わらない決定事項みたいなものでした。
それが覆された瞬間。それがドラえもんズを知った時ですね。
友情伝説ザ・ドラえもんズ―3DOソフトまんが版 (ワンダーライフゲームコミックス)
当時、3DOってゲーム機がありました。「ウルトラマンパワード」の格闘ゲームが発売されたことで一部の人には知られてる(と思う)機種です。
それでドラえもんズのゲームが発売されました。
持ってはいなかったんですが、そのゲームの宣伝とドラえもんズの漫画が収録された本を買いまして読んでました。
今思うと、それを購入したって事実が自分がドラえもんズに惹かれていたことを示してますね。
何に惹かれたんだろう?
勿論キャラクターの魅力は大きいです。王ドラ、ドラ・ザ・キッド、ドラニコフ、ドラリーニョ、エル・マタドーラ、ドラメッド三世‥‥‥
この時期と言えば「機動武闘伝Gガンダム」で、世界のお国柄を反映した個性的なガンダムが登場してました。
ややもすると色物的に見られがちな、こうしたデザインやキャラクター。
でも、小さい子からするとこれが物凄くわかりやすい。
このキャラがどんな特徴を持ったキャラなのか、いくらでも特徴が言えるんですよ。
さすがに小学生だった自分はキャラの名前も覚えてました。
でも例えば、小さい子が「あの角があって、力持ちで、赤いやつ」と言えばエル・マタドーラが思い浮かぶ。
各キャラに苦手な物が設定されてるなど、細かい部分までキャラクター付けがしっかりしていたのも良かったですね。
とにかくキャラクターが個性的で魅力的。ドラえもんが何人もいるだけで衝撃的だったのに、その上で各キャラの個性に魅了されました。
「もっとドラえもんズの活躍が見たい」
そう強く感じていた中で、ついに1996年3月2日に公開された「ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?」。
面白かったですね! ようやく見たかった物を見れた感じがしました。
毎週金曜の夜7時に欠かさず見ていたドラえもんも、この頃はちょっとずつ離れ始めていた時期だったんですがそんな自分も引き込ませる力がありました。
割と、クラスのやんちゃな男子でもドラえもんズに関しては評判が良かった記憶があります。
この映画、ドラえもんの映画の中でも画期的だと思っているんです。
ご存知のように、ドラえもんの映画は多くの場合悪役が出てきて、それにのび太やドラえもんがどう立ち向かうかが見所になってます。
本作も基本的にはこの原則に沿ってるんですが、決定的に違うのが少年漫画的な「バトル物」の要素が加わっているということ。
ドラえもんズの各人が立ちはだかる敵に一対一で立ち向かい、最後には皆で勝利して平和な結末を迎える。
まるで「聖闘士星矢」の劇場版のような構成。
こうした展開は、キャラクターが普通の小学生であるいつものドラえもんじゃできないことですね。
悪役キャラとタイマンでバトルするしずかちゃんを想像すると‥‥‥ やっぱり違いますね。
「ドラえもんでもこういうことができる!」
本作とドラえもんズは、ドラえもんという作品の可能性をを大きく広げた画期的なコンテンツだったと思います。
そしてもう一つ。自分が何故ドラえもんズに惹かれて夢中になったのか。
それはドラえもんズによって「ドラえもん自身の物語」が描かれたからです。
これも当たり前の話ですが、「ドラえもん」という作品の主人公はのび太です。
だからそこで描かれる物語はドラえもんの話ではあるけど、軸はのび太なんですね。
それがあまりに自然に心の中にあったから疑問に思わなかったけど、誰でもどこかで「ドラえもん自身のことを見たい」って気持ちがあったのではないでしょうか。
自分はそうでした。
大好きなドラえもんにどんな過去があって、どんな友達がいて、その友達とどんな時間を過ごしているのか。
のび太達といるだけではわからない、ドラえもんの新しい一面を知れる。
だからドラえもんズに夢中になったんだと思います。
それから数年経つと完全にドラえもんから離れてしまい、いつの間にかいい年した大人になっていました。
でも映画のドラえもんがテレビで放送されると見ていて、やっぱりドラえもんとの付き合いはこれからも続くんだろうなと思います。
それでドラえもんズのことも忘れてはいなくて、大人になった今だからドラえもんズの新しい活躍を見たいという気持ちが年々強まってきました。
ドラえもんズのこと覚えている方が多くいるようで、それも嬉しいですね。
ドラえもんズなら王ドラ推し
— 荒川 史絵 (@bon_Ranger_) January 10, 2021
イギリスの「ドラロック・ホームズ」とかエジプトの「ドラホテップ5世」とか、勝手に空想で思い浮かんだりもするんですよ。
今、ドラえもんズを見て育った世代が一蹴してクリエーターとして活躍している。
そうした人達が、かって好きだったドラえもんズを今の子ども達と昔子どもだったファンのために作る。
面白くならないわけがないと思います。
歴史は繰り返す。社会情勢で東京オリンピックも開催の目途が目途が立たない現在。
だからこそ、世界のドラえもんが活躍するドラえもんズの復活を見たいなと強く思う次第。