ネコはミカンを片手に夜明けを待つ

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ウルトラマントリガー第4話、第5話、第6話感想

 

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第4話放送データ

タイトル:笑顔のために

登場怪獣:オカグビラ

放送日:2021年7月31日

監督:武居正能力

脚本:根元歳三

あらすじ

超古代の遺跡から見つかった出土品を狙うイグニス。その影響で怪獣・オカグビラが出現してしまう。果たしてウルトラマントリガーは街を守れるのか。

感想

前回までの導入編が終わって通常回がスタート。

地球で超古代の遺跡が見つかり、イグニスもケンゴたち以外のGUTS-SERECTのメンバーと接触するなど少しづつではあるが物語が進展している。

あっさりとイグニスの侵入を許すナースデッセイ号だが、警備がザルすぎるぞ。

まあイグニスはトレジャー・ハンターなので、こういうことはむしろ専門なのだろうが。

他の隊員が歯が立たない中で冷静にイグニスと渡り合うタツミ隊長がカッコいい。

決してセリフは多くないものの、男は背中で語る的な行動力で視聴者を魅了している。

 

イグニスが盗んだ出土品に引き寄せられて出現したオカグビラ。グビラが地底で生きられるよう進化した個体らしい。

グビラは元々陸上でも活動できるので、このオカグビラは生息場所が海でなく完全な地底という意味の個体なのだろう。

トリガーを遥か天高くまで突き上げるパワーが凄い。

 

アキトのアシストでパワータイプの変身しオカグビラを倒すトリガー。

そっけない態度をとっているようで、何だかんだでケンゴを信頼しているようだ。

 

一方でヒマリ隊員とテッシン隊員は出番が多くなく印象がまだ薄いのが残念。いずれ彼らがメインとなるエピソードも放送してほしい。

 

今回は戦闘場面での闇の巨人の出番はなし。その代わりラストで今後の野望を語る姿が描かれる。

トリガーへの憎しみに燃えるカルミラ。それをどこか他人事のように見つめるダーゴン。

この微妙な距離感が面白い。

元ネタとなる劇場版ティガに登場した闇の巨人たちと違う個性を出し始める彼らの活躍も楽しみだ。

第5話放送データ

タイトル:アキトの約束

登場怪獣:ダーゴン、デスドラゴ

放送日:2021年8月21日

監督:武居正能力

脚本:根元歳三

あらすじ

6年前に人類の前に姿を現した最初の怪獣・デスドラゴが再び出現。両親の復讐に燃えるアキトは命令を無視して行動、謹慎を言い渡されてしまう。

感想

惜しいと思う点が感じられるエピソードだった。

デスドラゴの設定はいい。ゴルバーはいわゆる合体怪獣で、旧作の怪獣を利用したものといえなくもないので文句なくトリガーに登場した新怪獣といえるデスドラゴ。

そのはずなのだが、アキトとの因縁も結局トリガーが決着をつけてしまい物語的に今一消化不良を感じた。

いっそアキトとの因縁をなくしてデスドラゴを第1話の怪獣にすれば、トリガーの救世主感が出てよかったと思うのだが。

 

テーマ的には仲間を経て復讐より大切なものに気づいたアキトの成長を描きたかったのだろう。だがそれなら新怪獣でなくてもよかったと思う。

 

ファンには嬉しいガッツウイングの登場。この世界ではシズマ財団が開発し、シズマ会長が乗ってデスドラゴと戦ったらしい。

しかし結果は敗北、アキトの両親もデスドラゴによって命を落としている。

会長はティガのことを知っていたので、ガッツウイングのことも知っていたのだろうか?それともそれは関係ないのだろうか?ますます謎だ。

 

デスドラゴが暴れる中でユナを追いかけるダーゴン。ビルに逃げ込んだユナを追うのにわざわざ等身大になるのが律儀だ。

女性であっても戦士と認めれば正々堂々と相手をするというダーゴン。

旗から見れば戦ってるというより遊んでいるように見えるが、ケンゴの説得で大切なこと=ユナを守りたいという気持ちを思い出したアキトの妨害を受けてしまう。

 

さらにアキトを守るべく奮起したユナの会心のビンタを受けるダーゴン。

偉そうなことをいって撤退するが、その様子は明らかに動揺している。

闇の巨人にしては情けなくもあり、同時に妙に可愛らしさを感じてしまうから不思議。

まるでコメディ映画の人のいいチンピラだ。

 

トリガーはデスドラゴを倒し、アキトは隊長からさらなる謹慎を言いつけられるがどこか憑き物が落ちたよう。

一方ダーゴンは一人ユナの姿を思い出していた。

 

ダーゴンが魅力的に見えてくる分、やはりデスドラゴの扱いが惜しい。造形もカッコよく、改めて彼が1話の怪獣ならトリガーという作品がもっと独自の色を出せだのではないかと強く思う。

 

それとこの回を見て思ったのがアキトは『機動戦士Zガンダム』のカミーユ・ビダンに似ているのではと。

天才少年のアキト、宇宙世紀最高のニュータイプともいわれるカミーユ。

だがカミーユは最終的に精神を崩壊させてしまった。

カミーユには周囲に自分と同年代の対等な立場の友人がいなかった。作品を見ていると、もしカミーユに対等な立場の友人がいたら彼の運命も変わっていたように思う。

アキトが復讐に凝り固まらずいられたのはケンゴという友人ができたからだ。

どんなに高い能力をもっていても一人では乗り越えられないこともある。

ウルトラマンティガのエンディングにもそのような歌詞があったことを思い出した。

 

第6話放送データ

タイトル:一時間の悪魔

登場怪獣:ヒュドラム、サタンデロス

放送日:2021年8月28日

監督:武居正能力

脚本:根元歳三

あらすじ

1日に1時間だけ動くロボット・サタンデロスのバリアに苦戦するトリガー。GUTS-SERECTはイグニスとの共同戦線を開始する。

感想

対怪獣戦にメインを置いた見ごたえあるエピソード。正直ここまで粗も目についたトリガーだが、今回は文句なく面白かった。

 

特撮部分も充実しており例えば・・・

 

トリガースカイタイプが放った光の矢がサタンデロスに命中⇒GUTS-SERECT総攻撃の場面でもそれがきちんと刺さっている部分が描写

 

など細やかな部分にも拘った円谷特撮を堪能できる。

また襲いかかるヒュドラムに振り向きざまにランバルト光弾を放つトリガーの動きのカッコよさ。

戦士として成長していること説得力を持って描かれていた。

 

序盤のサタンデロスの驚異に無力感を感じるGUTS-SERECTの描写からの、ラストの彼らの全力の姿。

まだ序盤だが最終回じゃないかと思うほどのテンションだった。

 

作戦行動中に妙にイグニスと仲良くなるケンゴ。その様子はどこか兄弟のようで微笑ましい。

しかし飄々とした笑顔の裏ではイグニスは故郷を滅ぼしたヒュドラムへの憎悪を燃やしていた。

イグニスがヒュドラムを倒すために求めるものは果たして何か・・・

 

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