ネコはミカンを片手に夜明けを待つ

日々の中で出会った映画・本・お店、演劇や物などを総合的に紹介する雑記ブログです。

秘技・倍速の術 〜エンタメ飽和時代の個人的U-NEXT加入のすゝめ〜

気がつけば2021年の5月も終わり。

このままいくとあっという間に6月も終わり、2021年も半分が過ぎてしまう。

5月に関しては、ブログの執筆記事数が2記事と極端に少ない結果となったことをまず反省したい。

だって時間がないんだもん。

いやゴールデンウィークもあったんだから、時間はあるだろうという突っ込みが来るのはわかる。

正直にいうと録画しているアニメや映画、積んでいた本を読むことに忙しいのだ。

「いや暇じゃねぇか」と再度突っ込みが来そうだが、暇がないくらいそれらの量が溜まっているから困るのである。

今期見ているだけでも『バクテン!!』『不滅のあなたへ』『東京リベンジャーズ』『さよなら私のクラマー』『おじさまと猫』『ドラゴン桜』etc・・・・・・

元々メインで見ている特撮番組加えて、You Tubeでの過去作の配信を合わせると時間がいくらあっても足りない。

書いていて「我ながらこれだけ見ているのか」と驚くと同時に多少呆れてしまった。

 

出勤時間の都合もあり、朝が少し遅い代わりに帰宅が遅い。

夕飯を食べて片付けをして風呂に入ればあっという間に23時近くである。

20代の頃は深夜までぶっ続けで映画を観てもびくともしなかったが、30代に入ってから夜が眠くてしょうがないのだ。

その中で大量の作品を見ることは、はっきりいって難しい。

 

そのため大抵の録画した作品をブルーレイレコーダーの倍速機能を使って見ているのだが、何せ10年前に買った機種である。

今の機種がどうなっているのかは知らないが、倍速といっても音が聞こえるスピードは1.25倍程だ。

それ以上スピードを上げると場面飛ばしになり見れたものではない。

 

見続けても終わらない録画、限られた時間・・・・・・

だが解決策は意外なところから見つかった。

 

今までアマゾンプライム以外のサブスクに入るのをケチってきたのだが、アニメ『ゴジラSP』を見るために重い腰を上げてNetflixに加入した。

驚いたのが、Netflixにはプレーヤーに倍速機能が付いていたことだ。

アマゾンプライムには倍速機能がなかったので、全てのサブスクはそうなのだと勝手に思っていた。

 

Netflixには毎週テレビ放映を録画している作品がけっこう揃っていて、それらを倍速で見ることで録画の消化効率は上がった。

さらにサブスクを調べてみると、U-NEXTにも倍速機能が備わっていた。しかもNetflixより高速で。

これはかなりお勧めだ。

 

・Netflix→最大1.5倍速

・U-NEXT→最大1.8倍速

 

このU-NEXTのスピードにはかなり助けられた。

実際、タダ同然のテレビ放映があるのにサブスクに入ることをどうかと思われる方もいるだろう。

しかし、サブスクによって発生する時間の余裕は少なくとも私にとっては必要なのだ。

 

まさに「時は金なり」である。

ネット海の箸にも棒にもかからない弱小ブログであるこのブログにも、ありがたいことに見てくださっている方がいるようで多少の収入が生まれている。

 

それが励みになって、もっと様々なことについて書きたいのだが時間がない。

説明するのが難しいのだが、仕事の種類が自分で早く終わらせることができないものなので何らかの手を使って時間を節約しなければならない。

 

そんな状況なので、一ヶ月の無料トライアル期間もあるU-NEXTに加入してみてその恩恵を強く感じている。

 

一方では倍速で見ることで、作品本来が持っている『間』や『リズム』を味わえないという弊害もある。

それに倍速で次から次へと作品を見ていくことは、鑑賞というより作業をしている感が強いことを私自身感じている。

 

まだビデオテープしかなかった時代、作品を倍速で見ることなどできなかった。

はっきりと自覚しているが、今こうして倍速で見ている作品とビデオしかなかった時代に見た作品を比べると、ビデオで見ていた作品のほうが圧倒的に記憶に残っている。

 

包み隠さず白状すると、ネットで倍速で見た作品は次の日にあまり印象に残っていないことが多い。

もちろん時間に余裕のあった昔と違い、日々時間に追われている社会人としての気持ちの余裕の違いもあるだろう。

 

エンタメ・・・・・・ とりわけアニメやドラマ、映画などは間や音楽も含めて一つの作品だ。

それを正常に感じることなく見るのはもったいないことであると思うし、製作者に対しても申し訳なく思う。

 

だが現実的に自分の生活と時間との折り合いをつけたいなら、倍速で見る見方も今は必要なのだ。

例え邪道と呼ばれても。

 

それに倍速で見ても記憶に残る作品があれば、それは自分にとって光るものがある作品といえるのではないだろうか。

そうした作品が見つかれば、見返したり原作を読んだりして突き詰めていけばいい。

 

エンタメが好きな人の誰もが、放送されている全ての作品を見ているわけではない。

昔は『特撮オタク』や『アニメオタク』と一言で括れただろうが、今はオタクですらそのジャンルの全てを見ることなど不可能に近い。

 

だからこそ、一通り色々な作品を見て同じ趣味の人をSNSで探すなどのやり方をしてもいいと思うのだ。

 

知識などネットで探せばいくらでも出てくる。オタクが見た作品数を自慢する時代は終わりだ。

今必要なのは、自分が好きになった作品の魅力を自分の頭で考え語ることだ。

 

だが膨大な作品数を普通に消化するのは難しい。

だからU-NEXTのようなサブスクの倍速を使って作品を見ることは、邪道ではあるかもしれないが時代に即しているように個人的には思う。

合わないと感じれば退会すればよいのだし。

 

ああ・・・・・・ 

これを書いている間に、ブルーレイレコーダーがまた録画している・・・・・・