ネコはミカン片手に夜明けを待つ

日々の中で出会った映画・本・お店などのエンタメを紹介する雑記ブログです。小説やウルトラマンをはじめとした特撮を中心に運営中。

「仁義なきバレンタインバトル」は戦隊の一話みたいだった(後編)

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※出演者の順番が間違っていたら申し訳ありません。

「ヒャッハー!」

モヒカン刈りのお兄さん方が世紀末の世界をバイクで疾走する姿が目に浮かぶ。
その行く手に立ちはだかるは胸に七つの傷を持つ男……

アタタタタタタタタタタタタタタ! オワッタァ!

神谷明さんの叫び声が脳裏に響く。かって作品にはまっていたころの記憶が甦る。

仁義なきバレンタインバトル後半はクリスタルキングの「愛をとりもどせ」で幕を開けた。

言わずと知れたアニメ「北斗の拳」の主題歌だ。

歌うはVPRO海賊団

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佐賀県を中心にアニソンを歌うエアバンドパフォーマンスグループだ。

自分が知っている歌なので否応なしにテンションが上がる。

それに輪をかけて、ステージが一杯になるほどのメンバーが歌うステージは圧巻の迫力だ。

いくつかの曲が終わった後に流れてきたイントロ。どこかで聞き覚えのあるこの曲は……

「セイントセイヤァァァァァァ!」

MAKE-UPのシャウトが鮮やかに再生される。

テレビアニメ「聖闘士星矢」の主題歌「ペガサス幻想」だ。

VPRO海賊団のキャプテンと、先ほどバレンタインの告白劇に出演していた女性の熱い歌声が私の魂まで熱くする。

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ギャラクシアンウォーズでの激戦、白銀聖闘士の脅威、十二宮の死闘、海闘士や冥闘士との戦いを経てやって来たエリシオンでの戦い……

小宇宙(コスモ)を燃やし戦った少年たちの姿を思い出し、私はひたすら歌に聴き入った。

最初は個性的な海賊団の姿に驚いたが、歌が終わると心がとても熱くなっていることに気が付いた。

考えてみれば、誰かが愛をとりもどせやペガサス幻想をステージで歌っているのを見るのは初めてだ。

こんなにも熱くなれるとは!

いいものを見せていただいたと私は思った。


聖闘士星矢 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

次に登場したのはEriさん。帽子がとても似合う可愛らしい方だ。

熊本からいらした方で、モデルや音楽と幅広く活躍されている。

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100万回の「I love you」を高らかに歌う間、会場中が一体となって手を振り楽しんだ。

私も一緒になって手を振っていた。考えてもみれば不思議なものだと思う。

今日見ている出演者の方は初めて知る人がほとんどだ。

それなのに、いつしか前から知っていたように歌を楽しんでいる自分がいる。

Eriさんの歌を聴きながらライブイベントの持つ魔力に心地よい楽しさを覚えていた。


100万回の「I love you」

人の縁とは不思議なものだとつくづく思う。

それはあるいは北天神という町の持つ力なのかもしれない。

相坂美咲さんのファンだと私がよく行くコンセプトカフェのキャストが話してくれた。

イベントが終わって少しして店に行った時だ。

それはまるでバタフライエフェクトのようにどこかで何かが共鳴し合う感覚を私に与えた。

彼女がファンになるのが理解できる。相坂さんのパフォーマンス、特に振付はとても魅力的だった。

躍動感があり観ていて楽しい気持ちになる。

もし自分がステージに立つとしたらこんなパフォーマンスがしたいと思わせる力が相坂さんにはある。

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文章でも何でも、人に最後まで見てもらうということは本当に難しい。

つまらなければ立ち去られる、ただその結果があるだけだ。

だから、私をぐいぐい引き込んだ相坂さんの姿はある意味では自分の理想の姿だと思った。

やはり特撮の歌というのは燃えるもので流れてくると血が沸き立つ。

相坂さんの後に登場したのは謎の怪盗と古賀覇月さん。

曲は「爆竜戦隊アバレンジャー」

個人的に、子どもがとても覚えやすい名曲だと思う。二人のパワフルな歌声に自然に私も歌を口ずさむ。もちろん他の人に聞こえない範囲で。

ああ、やっぱり特撮は最高だと二人のパフォーマンス観ていて私は思った。

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爆竜戦隊アバレンジャー

次々と歌が流れる中、ステージで思いもよらないパフォーマンスが行われた。

このイベントをプレゼンツされたみなみぶちょーも参加したダンスパフォーマンスだ。

会場のボルテージが上がっていく。緩急織り交ぜた動きに魅了される。

私はあまりダンスに詳しくは無いが、ダンスを見ることは素直にとても楽しいと思っている。

何よりカッコいい。そう、ダンスをする人はカッコいいのだ

さして詳しくないはずの私でさえ何故ここまで引き込まれるのか、やっとその日わかった気がした。

それこそ聖闘士星矢に登場する人気キャラ黄金聖闘士のような普遍的なカッコよさがダンスにはある。パフォーマンスを終えた方々の笑顔は実に爽やかだった。

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最後の演目は出演者同士による歌のコラボだ。

今までですっかり出演者一人一人の虜になっていた私にとってはまさに歓喜の瞬間。

イベントの最後を飾るに相応しいステージだったと思う。

歌というものは不思議なものだ。歌い手を輝かせる力を持つ…… とわりと真面目に思っている。

ただの観客である私の個人的な意見だが、少なくともプロやアマと言った区分など関係なしに私はこのイベントを楽しめた。

来て良かったと思った。

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今になり感じていることだが、個人的にこのイベントの雰囲気はとうに古い記憶となってしまった文化祭だ。

皆で手探りで作り上げるお祭り、初めて来た私が偉そうに述べるのも恐縮だが、そんな表現が合うように感じている。

文化祭で、憧れていた異性がいつもと違う雰囲気をステージで見せた時に感じたときめき。もう二度と感じることなどないと思っていた気持ちをこのイベントに来て何度も思い出した。

同時に、最後に勢ぞろいした出演者を見てやはり戦隊物の一話のように人間が集まりこれからどういうことが起こっていくのか楽しみになるワクワク感を感じることができた。

この街にはまだまだ面白い物がたくさんある、素敵な人たちがたくさんいる。次はどんな人達に私は出会うことができるだろうか……

新たな楽しみを抱かさせていただいたイベントでした。出演者の皆さん、スタッフの皆さん。楽しい時間をありがとうございました。