ネコはミカンを片手に夜明けを待つ

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感想 福岡のアイドルグループ『MiST(ミスト)』デビューライブ 〜アイドル界のウルトラマンZ〜

 

2020年のエンタメ業界を振り返る時、絶対に外してはならない作品がある。それは『ウルトラマンZ』だ。

放送直後から大きな反響を巻き起こした本作は、毎週Twitterのトレンドに上がるなどその勢いは最後まで衰えなかった。

 

本作の人気を考えると『正統派』という言葉に行き着く。

近年のシリーズでは久々に怪獣と戦う防衛チームが登場し、ストレートに怪獣の驚異に立ち向かう人間とウルトラマンを描いた作風は一話一話に圧倒的な面白さをもたらした。

 

福岡に新しく誕生したアイドルグループ『MiST』のライブを観た時、まさにウルトラマンZと出会った時の感覚を思い出した。

 

鹿紫雲みゆ(かしもみゆ)、藍沢光(あいざわひかり)、霧色朱音(きりしなあかね)、東雲青空(しののめそら)の4人からなるMiSTは『正統派』という言葉を体現したアイドルグループだ。

 

2021年5月2日に開催されたデビューライブで、MiSTの存在感はまるで澄んだ朝の空気のような心地良さで観客を包み込んだ。

 

多くのアイドルグループが登場し盛り上がりが最高潮に達した会場で、観客の前に初めて姿を見せた彼女たちがまとっていたのは白の衣装だった。

それこそがまだ何色にも染まっていないMiSTというグループを表している。私はそう感じた。

 

この日MiSTが披露した曲はまるで「始まり」を歌っているようで、これから始まる活動への決意を表していた。

 

印象的だったのは手を天に上げる振り付けだ。

その手の先には彼女たちを照らすスポットライトがある。その眩しい光こそ、これから彼女たちが目指し掴み取ろうとしているものだ。

 

今はまだ始まったばかりだ、しかしいつか必ず掴んで見せる。

 

振り付けは声と同等か、あるいはそれ以上に曲に感情を吹き込む。

MiSTは歌と振り付けによって、デビューライブにおいて強い意思を表現した。

もちろんデビューライブ故の緊張も伝わってきたし、全てが完璧とまではいかない部分もあったと思う。

 

しかしメンバー全員がそれを抱えながらも見事にパフォーマンスをやりきった。

そのことに私は心から拍手を送った。

 

MiSTが正統派だと感じる理由は、彼女たちの思いを聴く者を包み込む優しい歌に乗せていることだ。

穏やかなメロディーは彼女たちの意思を表すだけではなく、聴く者の背中をそっと推すように励ましてくれる。

 

歌だけではない。

清潔感ある衣装や印象的な振り付け、何より飾り気のない自然体な存在感がMiSTが私たちと同じ世界にいる存在であることを伝えていた。

 

人の心を励まし元気づける存在をアイドルと呼ぶなら、観客と同じ地平に立ち励ましてくれるMiSTはまさに正統派のアイドルだ。

ウルトラマンZが正統派の魅力で多くの人の支持を得たように、MiSTもまた正統派のアイドルとしてこれから成長していくだろう。

 

MiSTはアイドル界のウルトラマンZである。

だからこそ、未来への確かな可能性を感じるデビューライブだった。

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最後に・・・・・・

 

個人的なことでいささか恐縮だが、私がMiSTを知ったのはある人との出会いがきっかけだ。

もしもそれがなければ、MiSTの存在を知ることはなかったと思う。

多かれ少なかれ人生には出会いが影響を与える。私が出会ったある人もまた、多く人との出会いと別れを経験した。

その経験が前進する力になったのだとしたら、おこがましいいい方かもしれないがある人と出会った人間の一人として嬉しく思う。

 

そしてデビューライブに来ることは叶わなかったが、ある人のことを心から応援している人たちがいる。

その思いはとても尊いもので、それを感じさせてくれたという意味でもMiSTは王道の存在だと私は感じている。

 

彼女たちが伸ばした手が、いつの日か求めるものに届くことを強く願う。

MiST公式Twitter